Slow Wear Lionというメーカーを知っていますか?
僕はこのメーカに出会う迄、自分の足にしっくりと馴染むブーツを履いた事が有りませんでした。
最初に買ったアメリカ製のロングブーツは、足首の部分から下に足が入らず、やもなくサイズを上げ、日本サイズで28センチの物を履いています。
靴先に鉄が入っているので、安全ではあるものの、ずっしりとくるの重さは安心感がありますが、快適とは言い難く、足首に入る冬風を防ぐ防寒道具のような意味あいにだんだんと変わっていき、愛着という意味では今ひとつ。
そして、次に買った海外メーカーのショートブーツは足の甲の高さが合わず、店員さんの勧めも有りワンサイズアップを購入しましたが、やはり歩くと靴下が脱げてしまいます。
日本人の僕の足にはブーツは無理かと諦め方時に、はっ!と思い出した事が有りました、たしか!日本人の足に合わせた木型でブーツを作っていたメーカーがあったはずだと思いだしたのです。
ネット検索してみるスローウェアライオンというメーカーだという事が分かりました。
会社独自の調査によってEワイズという足型が日本人にフィトすると確信して作っているという事がHPに書いてありました。
そうだ、ここのブーツで有れば、ひょっとしたら・・・・・
もし、ここのブーツでダメならがしょうがない。諦めようと思い、販売店を検索して見ると僕の住んでいる町には取り扱い店は無く、やもなくメーカサイトのオンラインショッピングを利用する事にしました。
ぶっちゃけ靴を通販で買うのはとても不安です。
スニカーなら気軽に買えますが、革製品・ブーツとなると敷居はかなり高くなるし、しかもお値段もそこそこ高いので買ってみてサイズが合わないとなるとなーという不安、自宅で試し履きした時は良くても、しばらく履いていて、サイズが合わなかったらという風に考えると、どうしたものかと二の足を踏んでしまうような気持ちになってくるのです。
ともかく、電話して聞いて見ようとネットショップに電話をすると丁重に回答してくれました。
使用している革の事、サイズ選びの事、履き方やメンテナンスの事などとても親切でした。
何よりも、担当者の熱意、情熱、このブーツが好きなんだという気迫が伝わるような印象が残ったのです。
最近は、熱い思いを熱く語る人には会う事は無かったので、僕にとっては誇りを持った職人に会ったような感じでした。
ここは、信用出来る!と確信して、即購入予約を入れました。
では、その情熱の塊ブーツを写真で見てください。
箱からしてオーラが違います。
色が美しい。
この革は、アメリカ/HORWEEN社(ホーウィン社)のクロムエクセルレザーを使用しています。
箱から出して、早速履いて見ました。
キツイ・・・・・
足がボンレスハムのようだ・・・・
大丈夫か?
サイズをミスったか?
と諦めが心をよぎります。
購入前に、ホーウィン社の革は柔らかいので、ワンサイズ小さめを案内しているというアドバイスでしが、どうしても痛い。
これは・・・と交換対応しかないのかと電話をすると、担当者から、中敷を外して履いて見てくださいとの指示が有り中敷を外すとぴったりと足が入ります!
おーーこれはなかなか良い感じです。
しかし、このかっこいい中敷を履きたいという気持ちもありつつしょうがないかと内心諦めていると、暫く履いていると個人差もありますが、中敷を入れなてちょうど良いというぐらいまで革が伸びますよと教えてくれました。
マジか!
普通のブーツで有れば履いてから、馴染むまで暫くかかるのですが、この革に関しては、履いて30分程度で十分に馴染みますとの事。
言われた通りバイクで2回、合計2時間程走りましが足のきつさは消えていました。
強いていえば、足首の前の方が歩く時にキツイ感じがあるという程度ですが、これも馴染めば全く問題無いレベル。
それにしても、ブーツが軽い。
歩いていて本当に楽。
Slow Wear Lionのもう一つの特徴はなんといってもサイドジップです。このサイドにあるジッパーが今回購入した理由の一つでもあります。
ハーレーのエンジニアブーツだと、履いたり脱いだりがとても大変です。人によってはちょっとした手間と言われるかもしれませんが僕にとっては苦痛な儀式。
履く時は、これからツーリングに出かけるぜ!とテンションが上がっているからいにのですが、脱ぐ時は、疲れ切って帰って来るので、もうクタクタな状態でブーツを脱ぐと思うと面倒でしょうが無い。
でも、ジッパーなら左足を持ち上げて、右足で片足立ちしてエイヤーと引っこ抜かなくて済みます。
実際、脱着は本当に楽でした。
このサイドジッパーのブーツを履くともう普通のブーツには楽過ぎて戻れません。
今日現在迄使用していて、サイドジッパーが下に落ちて来るような事も無く問題無く使用出来ています。
普段ばき&ハーレー様に買ったのですが、そうすると気になるのが雨の対応です。
これも、スローウェアライオンに聞いてみるとホーウィン社の革は油分が多く、雨にも強いのでそんなに神経質にならなくても大丈夫ですとの事、雨に濡れたら、日陰で乾かし、中に新聞紙などを入れて感想すれば良いとの事でした。
でも、心配は雨に濡れた後は、油分が抜け、こまめにオイルを塗らなくてはならないのでは無いかという疑問でした、それに付いても、基本は一年に一回オイルを濡れば十分だし、使い初めに塗る必要は無いとの事でした。確かに、新品の時からしっとりとした質感で、ヌメリ感があるような感じでした。
ホーエン社の革はワンサイズ小さめ、間違い無かったです。
SlowWearLionは誇りを持ってベストを尽くすという魂を感じさせてくれる商品です。
今年からは、SlowWearLionのブーツを1年中履いて過ごしていこうと思います。